白髪のメラノサイトの関係
「髪の毛が生え変わるときにメラノサイトも元気になるはずなのに、どうして白のまま出てきてしまうの?」と疑問に思われたことでしょう。
ここからが[白髪のメカニズム]本番です。
私たちの毛髪には寿命があります。
日本人であれば、平均して10~15万本の毛髪が生えていますが、その内1日に50本程度の髪の毛が抜けるとされています。
これは髪の毛の寿命によるもので、この程度であれば正常な抜け毛の範囲です。
そして毛髪が生え変わる時に、メラノサイトも正常に生成・増殖されれば良いのですが、抜け毛と共にメラノサイトまで失われることがあるのです。
毛母細胞では毛髪は作り続けられても、メラノサイトからのメラニン色素が取り込まれない状態、これが白髪となって現れるわけです。
メラノサイトが失われたり、働きが弱くなる原因としては、実のところこれまでは、はっきりとは解明されていませんでした。
これだけ身近でありながら、白髪の原因がはっきり解っていなかったというのは驚きですよね。
最近になって、大学の研究グループや企業等の研究機関による白髪の研究が進み、メラノサイトがなぜ再度生成されなくなるのか、についても様々な見解が出されています。
「なるほど~」と納得させられた研究結果をご紹介しましょう。
京大グループが発見した「色素幹細胞」というのがあります。これはメラノサイトのモトとなる細胞だそうです。
この色素幹細胞は無限に自己複製(アメーバみたいですね)できるそうですが、紫外線などの影響で細胞のDNAが損傷を受けると、修復できずにメラノサイトになってしまうそうです。
「メラノサイト自身もメラニン色素を作り出すことができるが、モトとなる色素幹細胞の数が減ってしまえば、メラノサイトの数も増えていかない、だから白髪が増える」ふむふむと、納得の研究結果です。